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2015年6月23日、東京ドーム、巨人vsDeNAの試合を友人と見に行きました。

友人が手に入れたチケットで、1塁側の巨人のファンが多い場所での観戦でした。

ところが、私も友人もベイスターズのファン。
一緒に見に行った友人とは、出会った27年前、18歳で入学した専門学校での初顔合わせの時に、自己紹介で大洋ファンだといったのが縁で知り合い、それ以来関係を続けています。

その後も、彼は2軍の試合を見に行ったりするほどのファンっぷり。
今日の観戦も、彼から誘われたので自分も相乗りした、というのが正直なところでした。

率直に言えば、野球見るなら、ドーム球場ではなく、神宮球場や横浜スタジアムやQVCマリンスタジアムのような屋根なし球場の方が気持ちいいし、ゆったり観戦できそうです。
それに、正直、仕事が忙しかったり、公私ともに慌ただしかったりして、野球を心から楽しむ、という雰囲気でもなかったのもありました。

それでも、ライブで野球観戦するのは気持ちよいだろうと思って行くことにしたのです。

その日、ベイスターズは12連敗中でした。
開幕して、首位を走っていたのもはるか昔のように、その時点で3位。
とはいえ、まだ首位と射程圏内のゲーム差でした。

ベイスターズ久保、巨人高木勇の先発で始まったこの試合は、2回に巨人が相川の2ランで先制しました。
そして、4回を終えて試合開始から1時間。
進行も早く、13連敗であっさり試合が終わってしまうのかと思った6回、ベイスターズが2死から倉本のタイムリーで同点に追いつき、下園のタイムリーで逆転。

そして、9回には梶谷のタイムリーで追加点、さらに筒香の2ランでダメ押し。
2-7で勝って連敗を脱したのでした。

そして、逆転から筒香のHRまでも見ていて、久々に自分がベイスターズのファンであることを思い出しました。
逆転の瞬間には拳を突き上げて歓喜し、筒香の2ランでは友人と周囲のファンとハイタッチ。
勝利の瞬間には、連敗脱出の喜びもあって涙がこぼれそうになりました。

そうだ、自分はこんなにもベイスターズを応援していて、これまでも、20年以上前から、試合を見て面白さを感じて、たった一度のリアルタイムでの優勝の時には、心からファンであることに誇りを持って、そうして今日まできたのだ、ということを思い出しました。

応援しているチームが勝って感涙にむせぶほどにベイスターズを応援していた自分、というのを久々に思い出しました。

8月の横浜スタジアムでの主催試合のチケットを、友人と2枚確保したのはその直後の事です。

この試合、観る前と後でこんなに気分が違う試合もなかったです。

ありがとう、ベイスターズ。

[2015.7.4]

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